「サル痘」について、7月23日(日本時間)にWHO=世界保健機関が緊急事態を宣言した時点において国内での感染が確認されていなかったので、私自身は少し遠い話題のように感じていました。
それが昨日の報道で一転してしまいました。
上記事に次が書かれていました。
世界保健機関(WHO)などによると、サル痘の人から人への感染は、患者の発疹や体液などに接触することで起きる。潜伏期間は7~14日程度とされ、発熱や頭痛、リンパ節の腫れなどの症状が1~5日続いた後、発疹が出る。治癒するまでは、発症から2~4週間かかる。
「サル痘」についてもう少し情報を得るためにネット検索したところ、NHKのサイトにわかりやすい説明がありました。
上ページに次が書かれていました。
サル痘は一般にネズミやリスなど感染した動物にかまれたり血液や体液、発疹に触れたりすることで感染するとされています。また感染した人の発疹や体液、かさぶた、患者が使った寝具や衣類などに接触したり、近い距離で飛まつを浴びたりすることで誰もが感染する可能性があると指摘されています。
ワクチンや治療薬については、次が書かれていました。
サル痘に対してはかつて接種が行われた天然痘のワクチンが高い効果があり、WHOによりますと、サル痘の感染を防ぐ効果は85%に達するということです。
ただ天然痘はワクチン接種が積極的に行われた結果、1980年に地球上から根絶されていることもあり日本国内で最後に接種が行われたのは1976年で、その時に子どもだった今の40代後半以上の世代は接種を受けていて、サル痘に対する免疫がある可能性があります。
治療薬について国内では臨床研究での投与が検討されています。用いられるのはアメリカの製薬会社が天然痘の治療薬として開発した「テコビリマット」という飲み薬で、ヨーロッパではサル痘の抗ウイルス薬として承認されています。
感染が広がらないことを祈りたいですが、今後を見据えた上で、政府にはワクチンと治療薬の供給がスムーズに進むような体制を早急に整えてほしいと思いました。