アトピー性皮膚炎の患者さんや親御さんの苦労が察せられるため、関心を持って次の記事を読みました。
アトピー性皮膚炎 かゆみを抑える最新治療とは…診療指針も改定 | ヨミドクター(読売新聞)
多くの患者が悩むアトピー性皮膚炎について、かゆみに特化した新たな注射薬「ネモリズマブ」(商品名ミチーガ)が8月に発売され、生活の質(QOL)の改善が期待されています。診療指針も改定され、薬を適切に使用する環境作りが進んでいます。(鈴木希) ...
記事の冒頭に次が書かれていました。
多くの患者が悩むアトピー性皮膚炎について、かゆみに特化した新たな注射薬「ネモリズマブ」(商品名ミチーガ)が8月に発売され、生活の質(QOL)の改善が期待されています。診療指針も改定され、薬を適切に使用する環境作りが進んでいます。
「ネモリズマブ」については、次のように説明されています。
かゆみの原因になるのは、体内で作られる「インターロイキン31」などのたんぱく質です。 末梢 神経にある受容体にくっつき、脳がかゆみとして認識します。ネモリズマブは受容体をふさぎ、かゆみのシグナルが出ないようにする仕組みです。
近年はステロイドのリスクも理解され、以前よりはステロイド外用剤が原因となるリバウンドに悩む患者さんは少なくなっているようですが、次を読むとまだしばらくはステロイドが治療の主流となるのではないかと思います。
使用できるのは13歳以上で、注射は4週間に1回行います。自己負担額が3割の場合、1回約3万5000円です。症状が悪化してしまうなど、副作用が出る人もわずかにいます。
痒みに苦しむ患者さんのために、更なる研究を願うばかりです。