今年の冬はインフルエンザの流行が予想されており、特にお年寄りや乳幼児は注意が必要ですが、感染時に乳幼児がかかりやすい「インフルエンザ脳症」の記事がありましたので紹介させていただきます。
まず、インフルエンザ脳症について次の説明がありました。
インフルエンザ脳症は、体に入ってきたウイルスを攻撃する免疫が過剰に働くことで、脳に激しい炎症などが起き、腫れが生じる病気です。患者の多くは乳幼児で、発熱後、数時間から1日程度して発症することが一般的ですが、数日以上たってから発症することもあります。けいれんや意識障害、異常な言動が主な症状です。
お子さんの様子に異変を感じた際の救急受診について、次が書かれていました。
インフルエンザと診断されて、けいれんが5分以上続く場合、けいれん後も意識が戻らない場合は脳症の可能性があるので、迷わず救急車を呼びましょう。大きな声で名前を呼んだり体を揺すったりしてようやく目を開ける程度でも、救急受診してください。異常な行動や言動が1時間以上続く時もすぐに受診をしてください。自分の手を食べ物だと思い込んでかんだり、急に怒り出したりするなど、普段とは明らかに異なる言動がないか、よく観察しましょう。
感染予防のためのワクチン接種については、次が書かれていました。
インフルエンザのワクチン接種を検討してください。生後6か月から接種が推奨されています。ワクチンは脳症の発症を完全に防ぐことはできませんが、インフルの発症や重症化のリスクを下げることで、脳症が起きるリスクを下げることができます。
コロナほどではないですがインフルエンザも感染力は高いので、記事にも書かれているように、保育園や幼稚園で流行が始まった際にお子さんが発熱した時にはインフルエンザを疑って早めの受診をお勧めします。