心の状態と免疫力

快食、快眠、快便の三快が揃って日常生活を過ごすことができれば、身体の健康が保たれ、風邪をひかない、ひいても軽くすみます。これは免疫力が高い状態にあるためです。

反対に免疫力が弱っていると、病気や炎症が長引く、病気を併発しやすい、老化現象が早いなどの症状が現れます。

快食のなかには、栄養をバランスよく摂っているという意味もこめられています。栄養バランスが良ければ、免疫系の細胞や血液にも良いのはいうまでもありません。また、添加物や動物性脂肪や精製糖を控えるなどの考慮も含みます。

熟睡するということは、疲労をためないことですし、便通は体内に毒素をためないことで、いずれも免疫系に負担をかけないことにつながります。

三快は当然ながら、心の快適さをもたらしますが、精神的感情的な心地よい刺激、リラックス、満足感や感動といったものが免疫力を高めることが、いろいろな実験や臨床例で確かめられています。ストレスが解消するとアトピーが改善されたという体験談もありますが、それも免疫力が高まったからと言えるのです。

大声で心の底から笑うだけでも、血液中の酸素が増えたり血管が若返ったりすることも実験的に証明されています。「やる気」の強さも免疫力を高めます。

病気はそれこそ、「病は気から」です。そして「免疫力も気から」と言えるでしょう。免疫力の向上をSOD様食品(免疫系の細胞を破壊する活性酸素を抑制する働きを助ける食品)や健康食品に求めるのもけっこうですが、ストレスをなくし、心身を快適に保つ努力も大切なのではないでしょうか

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