診察室でのやりとり

次の記事を読み、多くを考えさせられました。

めまいを訴えた30代男性が小脳梗塞…「ふわふわ」「クラクラ」だけで診断はできない 診察室で医師に伝えてほしいこと | ヨミドクター(読売新聞)
30代の男性がめまいを訴えてフラフラしながら診察室に入ってきました。 医師「どうされましたか?」 患者「今朝から急にめまいがありまして」 医師「どんなめまいですか?」 患者「グルグル回るような」 医師「なるほど、だとすると診断は……」  め...

記事の筆者は医師であり、めまいを訴える30代の男性を診察した際のことを書いています。

記事に登場するめまいで受診した30代の男性は最終的に「小脳梗塞」の診断がついたことが書かれていますが、読みながら私は患者として自分の状況を医師に伝える難しさを痛感しました。

それと共に、どれだけの医師が患者の主観的な訴えから正しい診断を導き出してくれるのかという疑問を抱きました。

記事の筆者も次のように述べています。

たとえ全く同じ病気だったとしても、症状を感じ取る患者さんによって、感度の差は大きく異なり、その結果、当然ながら解釈や表現もばらついてしまう、というわけです。

私は長い闘病生活を過ごしたため、多くの医師の診察を受けた経験がありますが、すべての医師が患者である私の訴えから正しい診断を導き出してくれたわけではありませんでした。

私が伝えようとすればするほど、鬱陶しいと感じたのだろうと思えるような態度になる医師もいました。

その様なことを思い出し、記事に登場する30代の男性は正しい診断をしてもらえてよかったと思いました。

それと同時に、受診する際に自分の状況を正確に伝えることの大切さを感じましたし、出会った医師が患者の訴えを真摯に受け止めて正しく診断してくれる医師であってほしいと願わずにはいられませんでした。

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