多くのメディアで報道されていますので、ヘルパンギーナという言葉を耳にした方もいらっしゃると思います。
ヘルパンギーナは乳幼児を中心に感染する夏風邪の一つですが、大人が感染する場合もあります。
そのようなヘルパンギーナについて、わかりやすく書かれている記事がありましたので紹介させていただきます。
記事には、ヘルパンギーナについて次が書かれていました。
ウイルス性の咽頭炎で、発熱と、口の中に 水疱 ができるのが特徴です。夏を中心に流行するため夏風邪の一つとしても知られています。感染者の多くは乳幼児です。
流行について、小児感染症専門医である記事の筆者は次の見解を述べていました。
はっきりしたことは言えませんが、新型コロナウイルスの感染対策で病気になる機会が減って、免疫が低下したことが一つの原因と考えられます。
ここ3年ほどは、人と接触する機会が減るなどしていたため、エンテロウイルスによる感染症は流行していませんでした。そのため、免疫を持たない子どもが増え、一気に広がったのだと思います。
ヘルパンギーナの感染経路について、次が書かれていました。
ヘルパンギーナの原因ウイルスは腸管で増殖するため、便の中にウイルスが圧倒的に多くなります。そのため、ヘルパンギーナは 糞口ふんこう 感染や接触感染が主な感染ルートになります。
おむつを替えたり排便をしたりした後でしっかり手を洗わず、その手であちこち触ったとします。その場所をほかの人が触り、ウイルスが何らかの経路で口の中に入ると感染します。
大人の感染については、次が書かれていました。
免疫がない大人にも感染するので注意が必要です。小さい子どもと接する機会がなくても、例えば、公共施設のトイレの便座やレバー、蛇口が感染源になる可能性があります。電車のつり革や手すりなどを介して、感染することも考えられます。おむつを扱う人はしっかりと手洗いをしましょう。
予防については、次が書かれていました。
ヘルパンギーナに関しては、マスクの着用よりも入念に手を洗うことの方が有効です。せっけんやハンドソープを泡立ててしっかり洗い、水で洗い流しましょう。
乳幼児が身近にいらっしゃる方はもちろんですが、その他の方々も他人事と思わずに予防の実行をお勧めしたいと思います。