昨日、風邪薬の購入で来店された小学校1年生の男の子のお母さんから、「少し前から子供が時々口を尖らせたり舌を出したりをするので注意したが、子供は止めようとしない」と相談を受けました。
動画も見せていただいたのですが、ふざけて舌を出したりしているようには見えませんでした。
この症状について私は思い当たる疾患があったので、「もしかしたら」ということで説明させていただきました。
それは、チック症という疾患です。
チックとは、目的のない同じような不随意運動が素早く不規則に繰り返される現象や、意図しない音や言葉が突然繰り返し発せられる現象です。
本人は意図しているのではないため、注意したり叱ったりしても止まりませんから、周囲が温かく見守ることが大切なので、そのように説明させていただきました。
そして、一過性のことも多く、その場合は1年以内に自然治癒しますが、症状がひどくなったり長引く場合は受診するようにお勧めしました。
チックのことは、次のページ等も参考になさっていただければと思います。
チック症| 中野こどもクリニック
チック症とは、本人の意思とは関係なく、音声を発したり、同じ動作を繰り返してしまう「不随意運動」を伴う脳神経の疾