私は長い闘病中、数カ月に渡って中心静脈栄養を経験しています。
【はじめての方へ】中心静脈栄養(IVH)の特徴|自宅介護の注意点まとめ|LIFULL介護
中心静脈栄養は、心臓近くの太い静脈に高カロリーの点滴を行って栄養をとる方法。医療的な管理が必要ですが、生活の幅を広げることができます。ここでは中心静脈栄養のメリット・デメリットや管理方法、起こりやすいトラブルや介護施設での受け入れについて解...
中心静脈栄養が始まった頃は、明日がないかもしれないような状態でした。
それが奇跡的に良い方向に進むようになって、少しずつ口から食べられるようになり、明日が考えられるようになって生きる希望が持てるようになりました。
そのような体験があるため、次の記事は関心を持って読みました。
[長生きにエール]<4>うなぎを詰まらせ救急搬送された「胃ろう」患者 「次は焼き鳥を」とリクエストできるようになれた理由 | ヨミドクター(読売新聞)
食事をしっかりとることは、長生きのための大切なポイントの一つです。今回は、「食べる力」を保つためのサポートや、楽しく食事ができる場を作る取り組みを紹介します。 言語聴覚士・管理栄養士 医師と連携 市販のサバのみそ煮に、食べやすくする工夫を施...
私の場合は闘病が40代でしたので記事の状況とは異なりますが、口から食べることが生きる希望につながることは身を持って体験しているため、胃ろうを受けていた患者さんが口から食べることによって元気になったことは充分に理解できました。
ただ気になったのは、記事に登場する「栄養サポートチーム」は大阪府を中心に9か所の訪問診療クリニックと提携していると書かれているのですが、他の地域の体制はどうなっているのだろうということです。
このようなチームの存在は患者の家族にとっても心強いと思いますから、他の地域にも同様のシステムが構築されることを願うばかりです。
記事には高齢者の「孤食」についても、様々な取り組みが始まっていることが書かれていました。
記事を読み、食事は栄養を取るだけではなく、おいしく楽しく食べることで生きる希望が生まれることを改めて考えさせられました。