手術可能なすい臓がん

3人の知人がすい臓がんで亡くなっているため、私自身もすい臓がんへの恐怖があります。

以前、次の記事を投稿しました。

亡くなった3人のうち、2人は同年代、1人は私よりずっと若い女性でした。そして、3人ともがんが発見された時にはステージ4まで進行していて、手術もできずに亡くなりました。

そのため、次の記事は関心を持って読みました。

すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行|Dr.中川 がんサバイバーの知恵
すい臓がんを公表する方が相次いでいます。富山県氷見市の林正之市長(67)は8月25日にステージ4のすい臓がんであ...

記事では、手術が成功した日本テレビアナウンサーの菅谷大介さんの事例を紹介しています。

すい臓は頭部、体部、尾部に分かれますが、頭部にできると周辺臓器なども切除する大がかりな手術で難易度が高く、術後合併症の頻度も高い。菅谷さんが発症した体部は、両側を残して切除するためすい臓機能が良好に保たれやすい。手術では頭部側の切除面を閉鎖、尾部側は小腸につなぎますが、頭部より難しくなく、菅谷さんのケースも4時間で終わり、わずか3㏄の出血で済んだといいます。尾部は脾臓とともに切除するのみで、小腸とのつなぎ合わせがなくさらに簡単です。

がんがすい臓のどこにできるかは運ですが、手術できるうちに発見できたのは菅谷さんの心掛けだと思います。毎年受けている人間ドックで、消化液のすい液を十二指腸に伝えるすい管の異常が見つかったそうです。すい管の異常を起こす病気はいくつかありますが、それをいち早く発見できたのは毎年の検査をおろそかにしなかったからこそで、すぐに精密検査を受けたこともいまに結びついています。

すい臓がんに関しては次の投稿もしていて、紹介した記事に腹部エコー検査が推奨されていましたが、今日の紹介記事でも腹部エコー検査が勧められています。

記事は次の文面で終わっていましたが、高リスクに該当する方には、毎年の検査をお勧めしたいと思います。

高リスクは、家族歴がある人とすい臓の異常。前者は近親者にすい臓がんの人が増えるほど高リスクで、3人以上は32倍。後者では、慢性すい炎は13~16倍、すいのう胞は3~23倍、すい管の異常は6倍です。  こうしたリスクがある人は毎年、腹部超音波検査を受けること。菅谷さんもこれがキッカケでした。難治がんも治療できるタイミングで見つかりさえすれば、うまくいく可能性があることが分かると思います。

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