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「２９歳の私が大腸がん！」とショックを受けた女性、人工肛門になるかどうか…カギは早期の発見 | ヨミドクター(読売新聞)
大腸がん患者が増えていることもあって、「４０歳になったら一度は大腸内視鏡検査を受けてください」と訴えています。この年代からポリープの発生が増えてくるからですが、中には３０歳前後の方で大腸がんが見つかることもあります。「どうして私が」と驚くの...
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女性のがん死亡者数のトップが大腸がんであることをご存じの方は多いと思います。
がん発症は中年以降が多いですが、最近は若者の大腸がんも増加傾向にあるそうです。
日本消化器内視鏡学会指導医で胃・大腸内視鏡検査の経験豊富とプロフィールに書かれた記事の筆者は、次のように書いています。
学会など専門医の間で、近年若年の大腸がんが話題になることもあり、論文を調べてみると、大腸がん患者の１０％前後が３０歳未満とするものが目につき、女性が多い傾向があります。
記事に登場する29歳女性のA子さんは、排便時の痛みや便に血が付着していたのを痔だと思って市販薬を使っていたそうです。
その後、便が硬いわけでもないのに血が混じる回数が増え、筆者のクリニックを受診して大腸内視鏡検査を受けたところ大腸がんが見つかったことが書かれていました。
A子さんの場合はがんの位置が肛門に近く、場合によっては人工肛門が必要でしたが、腹腔鏡手術によって肛門を残すことができたそうです。
記事の事例のA子さんは異常を感じてから1か月で受診したそうですが、受診するまでの期間が長くなれば人工肛門にせざるを得なかったかもしれません。
大腸内視鏡検査は事前に大量の下剤を飲まなければならず、受診へのハードルが高いことも確かですが、取り返しがつかない状況にならないために何かしら異常を感じた際には私も受診をお勧めしたいと思います。
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