数日前に松本伊代さんが腰椎を骨折したという報道がありましたが、昨日偶然に読んだ記事から、腰椎の圧迫骨折は考えていたよりも怖いことを知りました。
上記事に次の説明がありました。
人間の身体は、いちばん上に重い頭があり首の骨、胸部分の骨である胸椎、そして腰椎で支えられています。たとえば骨の弱い人が転んで尻もちをつくと、重力で上下から圧迫されて骨が潰れてしまう。これが圧迫骨折となります。
そして、「エッ、そうなの」とゾッとしたのが次の文面でした。
潰れてしまった骨は基本的には元に戻りません。元の缶詰のような形になることはないということです。手足などの骨折はギブスを巻いて時間が経てば自然につながって元に戻りますが、腰の骨は潰れたら元には戻りません
ただ潰れて元には戻らないけれど、それなりに固まってくると説明されていました。
潰れた骨は戻らないので“完治”はしません。ただ、元には戻りませんが、潰れた骨はしばらく経つと、潰れたままそれなりに固まってきます。大切なのは最初の1~2週間の安静。この間に無理をすると接着しようとしている骨が、またボロボロになってしまいます。そのため2週間くらいは安静が重要。その後、潰れてしまった骨がさらにズレないように腰の周りを固いコルセットでしっかりと固定してリハビリとなります。それがだいたい2~3か月程度かかります。
特に女性の場合は閉経後・更年期以降女性ホルモンが減ることで骨粗鬆症が進行しやすく、そのため骨折が起こりやすくなるそうですから、その時期に当たる女性の方はご注意ください。
松本伊代さんはTV収録で落とし穴に落ちるという企画で骨折してしまったことが書かれていましたが、彼女は昨年にも胸椎の圧迫骨折をしているそうなので、企画側の落ち度を疑わざるを得ないように思いました。ご本人の苦痛が和らぎ、少しでも早く回復することをお祈りさせていただきます。