機能性ディスペプシア

次の記事を読みました。

暑さが続くと増えてくる胃の不調を訴える患者…機能性ディスペプシアってどんな病気? | ヨミドクター(読売新聞)
今年はものすごく暑い夏でしたが、9月になると胃の不調を訴えて受診される患者さんが目に付き始めます。50代の男性は、「暑いと体がだるくて、胃が重くて食欲もない」と来院しました。夏の間に体重が2キロ減ったこともあって、胃がんも心配だったそうです...

実は、次の投稿に書きましたように私も機能性ディスペプシアの診断を受けています。

機能性ディスペプシアは以前はストレス性胃炎や神経性胃炎と呼ばれていたものが2013年から保険診療の適応になった病名であり、胃カメラなどで明らかな異常が見つからないにも関わず、みぞおちを中心に慢性的な不調を感じる病気です。

日本消化器病学会が作成した機能性ディスペプシアの診断基準では、内視鏡検査などで異常が認められず、みぞおち辺りの痛み、 灼熱しゃくねつ 感、食後のもたれ感、早期の満腹感、の一つ以上が、6か月以上前に発症し3か月以上続いている――としています。

記事には、次が書かれていました。

食生活の面では、脂肪やブドウ糖の影響で、腹部膨満感や不快感が悪化することがあります。欧米型の脂肪分の多い食事や北欧型の乳製品過多の食事、スパイスの多い東南アジア型の食事も取り入れられるようになってきました。こうした食生活の変化が機能性ディスペプシアを増加させているかもしれません。

そして、次が続いていました。

胃の不調には、精神的な要因が大きいとの報告もあります。ストレスや不安感によって交感神経が緊張すると消化管の運動が抑制されます。それによって胃の容量が低下すると、腹部の膨満感や満腹感を感じやすくなります。ストレスの影響が腸に起こるのが過敏性腸症候群です。

記事にありますが、改善のためには胃の負担になるニンニク、トウガラシ、コショウ、酢などの刺激物を控えることが大切で、医療機関からはアコファイド錠を処方される場合が多いようです。

私の場合は胃の膨満感やもたれが辛かったのですが、漢方薬の六君子湯を服用することで症状が軽減されました。

ただ、ストレスや睡眠不足が続くと症状が再発するため、ウォーキング等の適度な運動と規則正しい日常生活を心がけています。

機能性ディスペプシアは命にかかわるような病気ではありませんが、患うと食事が思うように摂れないことから日常生活に支障が出たりもします。

また、胃潰瘍や胃がんと初期症状が似ているため、膨満感等で自己判断なさらずに医療機関を受診なさることをお勧めししたいと思います。

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