私も骨密度を高める薬を服用しているため、次の記事は関心を持って読みました。
私が骨粗しょう症の診断を受けたのは、5年前になりますが、孫を抱く際に腰に悪い姿勢になって急性腰痛を起こし、あまりの痛さに整形外科を受診した時でした。
その時から薬の服用が始まり、定期的に薬の副作用確認のための採血と骨密度の測定を受けています。
薬の服用をして骨密度は回復しつつありますが、私の年代では若い人の70%が平均と言われる数値を保つのがやっとのため、骨折には注意しなければと思っています。
記事に、高齢者が骨折しやすい部位として次が書かれていました。
大腿 骨の脚の付け根に近い部分や、背骨の椎体が特に多く、上腕や手首とともに「4大骨折」と呼ばれます。50歳代は転倒時に手を付くことによる手首、70歳代以降では大腿骨の骨折が多いなど、年代により部位は違います。
この投稿のタイトルにしましたが、私は記事に書かれた大腿骨の予後に驚きとショックを受けました。
国内で年間約20万人と推計される大腿骨骨折の患者は、1年以内に約20%、5年以内に約半分が亡くなるという調査があります。骨折前には屋外を歩けた人の約半分が、大腿骨を折って手術を受けた1年後には屋外では歩けなくなっているなど、日常生活にも影響します。
実は、私の母も大腿骨骨折の3年後に亡くなったのです。
母は老人施設に入っていましたが、ベッドから落ちて大腿骨を骨折し、ボルトを入れる手術を受けてから全く歩けなくなりました。
そして患っていた認知症が徐々に進行し、リハビリの効果も出ず、食事も摂れなくなって亡くなりました。
母も大腿骨を骨折しなければ歩くことはできたはずですから、記事を読み、骨折で寝たきりになったことが死を早めた可能性もあるかもしれないと思いました。
記事には、歯科で骨粗しょう症を発見しようという取り組みについても書かれていました。
歯科で骨粗しょう症を発見しようという取り組みが徐々に広がっています。歯と一緒にX線画像に写った下顎の骨の粗さや厚みから、骨粗しょう症の可能性を歯科医が判定し、リスクが高い場合、整形外科の受診を勧奨します。
シニアの方々のほとんどは若い頃に比べて骨密度が低下しているはずなので、低下の度合いを確認するためにも整形外科の受診をお勧めしたいと思います。