身近での硫化水素

多くのメディアで報じられましたのでご存じの方が多いかと思いますが、埼玉県行田市で作業員4人がマンホールの中に転落して死亡した原因は硫化水素のガスを吸ったことによる中毒と窒息とみられることがわかったそうです。

埼玉 行田 マンホール転落事故 死因は硫化水素中毒と窒息か | NHK
【NHK】今月2日、埼玉県行田市で作業員4人がマンホールの中に次々に転落して死亡した事故で、4人は硫化水素のガスを吸ったことによる…

この事故で死亡原因となった硫化水素ですが、微量ではありますが私たちの身近にも発生している可能性があることをご存じでしょうか。

硫化水素というと卵が腐ったような臭いが思い浮かびますが、日常生活では、排水口や浴室、トイレ、下水管などの水回りで発生するケースがあります。

身近での発生についてわかりやすく書かれたページがありましたので、紹介させていただきます。

硫化水素の臭いはどこから?日常で発生する意外なケースまとめ
硫化水素の匂いに潜む危険性を専門家の視点で解説。正しい対処法を知ることで、家庭や職場での事故を未然に防ぎましょう。

家庭での硫化水素の発生量は多くの場合は微量ですが、上ページには硫化水素濃度と症状が次のように説明されていました。

10-50ppm: 目や喉の刺激、咳、吐き気
100-200ppm: 頭痛、めまい、呼吸困難
300-500ppm : 意識混濁、けいれん、昏睡
700ppm以上: 数秒で意識喪失、死に至る可能性

家庭で臭いを感じた場合、まずは次の対応が勧められていました。

*排水トラップに水を流して封水を復活させる
*排水口の清掃や消臭剤の使用
*生ごみの処理や冷蔵庫内の点検

しかし、強い臭気が続く場合や異常なめまい・吐き気を感じる場合は、すぐに専門業者へ相談することが必要です。

上ページには硫化水素についての様々な情報が載せられていますので、ご自身には無関係とお思いにならずにご一読の上、ご記憶いただければと思います。

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