先日、5歳の孫が幼稚園から帰ってマスクを外すと、片方の鼻の穴に脱脂綿が入っていました。
理由を聞くと「鼻血が出たから」とのことで、私がその脱脂綿を外して確認したときには脱脂綿にも血は付いていませんでした。出血も少なかったようですし、その後も鼻血は出ていないので、問題のある鼻血ではなかったのだろうと察しています。
その出来事があったので、鼻血が出た際の対処法を再確認するためにネット検索したところ、次の記事が目に留まりました。
上記事に次が書かれていました。
鼻血が出たときは、座位で小鼻(膨らんでいる柔らかい部分)をつまみ、20分間抑え続けます。
そして、止血中にしてはいけないことが二つ挙げられていました。
- 上を向いてはならない
- “浮気”してはならない
上記の1.については次のように説明されていました。
ひとつは、首を後方へ倒し、顔を天井方向へ向けてしまうことです。血液は、集まることで固まるという性質を持っています。ところが、鼻から出血している最中に上を向いてしまうと、血液は気道や食道へと流れ込んでしまい、一か所に集まりません。また、血液を飲み込んでしまうことになるため、気持ちが悪くなってしったり、嘔気嘔吐の原因となることもあります。鼻血が出たときには、血液が下咽頭に流れ込まないよう座って顔を下に向け、血液を集めるよう意識することが大切です。
2.に対しては次が書かれていました。
また、20分間小鼻を抑えている最中に「止まったかな?」と手を放し、圧迫を中断して様子をみることも、やってはいけない行為のひとつです。こちらは、多くの方がついやってしまっている行為なのではないでしょうか。しかし、これもまた、血液を集めて固めることを妨げてしまう行為です。20分と聞くと非常に長く感じられるかもしれませんが、途中で“浮気”することなく、辛抱強く圧迫し続けることが重要です。この方法で大半の鼻血は止まりますので、是非実践してみてください。
記事には「危険な鼻血の見極め方」として下記が書かれていました。下記の症状の場合は受診が勧められるとのことです。
- 体のどこかにあざが現れている。
- 正しく止血しているにも関わらず出血が続く。(目安としては、20分間の止血を2セット行っても止まらない)
- 歯肉など、鼻以外の部分からも出血がみられる。
記事にありましたが、腫瘍や動脈性の出血、頭蓋底骨折、重度の凝固障害以外の鼻血の場合(キーゼルバッハ部位から出血している場合)は適切な治療を行えば出血は必ず止まるそうです。
高齢者の鼻血の場合は出血が止まるまでに1~2時間かかることもあるそうですが、危険な鼻血かどうかを見極めて対応することが大切ですね。