今日を持って、9都道府県に対する緊急事態宣言と、8県へのまん延防止等重点措置の全てが解除されます。
宣言解除については感染状況からして間違ってはいないと思いますが、心配性の私は次に必ず来るであろう第6波への懸念が大きいです。
そのような思いの中で、次の記事を読みました。
上記事に、次の文面がありました。
この(第5波)間、日本がやっていたのは緊急事態宣言の「延長」でした。通常、ある対策をとっているときに患者が増え続けていたら、対策を変えるのが定石で、うまくいっていない対策を続けるのは下策です。が、その下策にもかかわらず日本では感染がピークアウトし、一気に減少に転じました。
感染症専門医である筆者は感染減少について、次のように述べています。
そして、過去最大の感染者数が更新を繰り返すようになり、今度は逆の現象が起きました。すなわち、「コロナが増えすぎてやばいぞ」という別の「ノリ」です。これが市民の行動制限を促し、人々は活動を自粛しました。これがコンスタントに感染者を減らし続ける持続的な力になったのではないか。
さらに、日本ではワクチン接種がかなりスピードアップし、高齢者のみならず、感染を広げていた年齢層にもワクチンが普及していきました。
そして、次の見解を述べています。
このスピーディーでパワフルな予防接種が、「感染できる人々」の数を激減させ、さらに人々の行動抑制が加味されて、第5波が一気に減少に転じた。今年初めのイギリスがそうだったように。僕はそのような仮説を持っています。
次に来るであろう第6波にたいして、筆者は次のように述べていました。
第5波を収束させたのがワクチンと「コロナ怖い」の「ノリ」だったとすれば、次の第6波で起きそうなことも予測できます。僕は予測屋ではないので、予測なんて本来はしないほうがよいのですけど、あえて言ってしまうと、恐怖の閾値(いきち)は上がっていくのです。
筆者はどちらが正しい予測になるかは、次の政権次第、という言い方もできるでしょうね。という文面で記事を閉じていて、そのどちらについては次が書かれていました。
やはり個人的には、波が巨大になるのを待ってから対応するより、小さい波のうちに収束させてしまった方が、(経済的にも)合理的だとは思っています。第6波が起きない、あるいは小さなママで収めてしまうか。これまで通り、巨大になってから対策をとって、さらに巨大なピークが来るまで看過するか。
第6波に対する私の懸念がどのような形になるか、感染対策を怠ることなく続けつつ新政府の手腕を見守りたいと思います。