今朝のウォーキング時に、↓が目に留まりました。

写したのはまだ日の出前で周囲は暗かったのですが、つい先日まで青かった柿が少し色づいてきた様子がはっきりと見て取れました。

柿には「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、優れた薬効は古来より認識されていました。

柿の渋み成分はシブオールというタンニンで、甘柿・渋柿を問わすべての柿に含まれます。タンニンは植物界に広く分布していますが、特に柿のタンニンは、優れた解毒作用を持つことが明らかになっています。

また、柿に多量に含まれるカリウムの利尿作用も様々な薬効が期待できますし、ビタミンCも豊富に含まれているため「柿を食べると風邪をひきにくくなる」とも言われています。

柿は果実だけでなく、葉にも豊富なビタミンCやタンニンを含むことから、柿の葉茶が市販されています。また、柿のへたを煮出した汁は、しゃっくり止めの妙薬としても珍重されてきました。

美味しい以外にもたくさんの薬効が期待できる柿ですが、食べ過ぎによってタンニンを摂り過ぎると便秘になったり鉄の吸収を妨げるので、食べすぎには注意が必要なこともぜひご記憶ください。

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