次の記事を読みました。
「盗んだ食べ物、子に与えた」 なぜかやめられない 万引歴30年の女性告白
2021年春のあるうららかな午後。女性(75)は兵庫県内の警察署の一室で、小柄な体をいっそう縮こまらせていた。 警察官が中身を改めた手提げかばんには、焼き魚、
記事には次のように書かれていました。
万引が見つかったのは人生で8回目だったか。その度に恥ずかしい思いも、後悔もしてきた。でも、なぜかやめられない。30年も前から同じことを繰り返している。持ち家で夫と年金暮らし。生活に困っているわけでもないのに。
記事を読みながら、私は「クレプトマニアとは違うのだろうか」と思いました。
クレプトマニア(万引き癖)の特徴とは?診断基準・治療法と弁護方法 | 弁護士法人泉総合法律事務所
クレプトマニア(俗称としては窃盗癖または万引き依存症。正式な疾患名は窃盗症)という言葉をご存知でしょうか? こ
記事の高齢女性には懲役1年の実刑判決が下されたそうですから、クレプトマニアではないという判断なのでしょう。
ちなみに女性と弁護士は判決を不服として控訴したそうですが、高裁で退けられたと書かれていました。
記事は次の文面で終わっていましたが、女性高齢者に入る私は複雑な心境です。
法務省の犯罪白書によると、2019年、万引で摘発された女性高齢者(65歳以上)は全国で1万人に上った。女性高齢者による刑法犯のうち万引が4分の3を占め、男性や若い世代と比べて万引の割合の高さが際立つ。