次の記事を読みました。
乳製品ごとで脳・心血管リスクが異なる | ヨミドクター(読売新聞)
ノルウェー・University of BergenのAnthea Van Parys氏らは、安定狭心症患者における乳製品の摂取量と心血管イベントや死亡リスクとの関連を検証。これらのリスクは乳製品ごとに異なっていたとEur J Prev C...
上記事には、安定狭心症患者における乳製品の摂取量と心血管イベントや死亡リスクとの関連を検証した結果が書かれています。
結果として次が書かれていましたが、チーズとバターの違いは興味深く思いました。
1日摂取量(1,000kcal当たり)と急性心筋梗塞リスクについて、全乳製品(50gごと)またはミルク(50gごと)の摂取との関係を見たハザード比(HR)は、エネルギー摂取量、性、年齢、喫煙を調整したモデル1、これにBMIを加えて調整したモデル2のいずれも1.0と、有意な関連は認められなかった。全乳製品およびミルクの摂取と急性心筋梗塞リスクにはUカーブ現象が見られ、200gが最もリスクが低かった。その他、有意差はなかったものの、チーズ(10g)の摂取でリスク低下傾向が、バター(5g)の摂取でリスク上昇傾向が認められた。
そして、チーズに関しては次が
チーズの摂取について、急性心筋梗塞リスクにおける逆相関の関係は追跡期間が長くなっても持続し、脳卒中、心血管死、全死亡リスクにおける逆相関の関係は最初の3~5年で見られ、その後消失した。
バターに関しては次が書かれていました。
バター摂取との関連は、急性心筋梗塞リスクでは4年後から上昇し、全死亡リスクでは7年後から上昇した。
私はプロセスチーズを毎日約10gずつ摂っているので、今後も続けようと思いました。
バターを習慣的に召し上がっている場合はお気をつけいただきたいと思います。