定期検診の結果で、コレステロール値や中性脂肪値が気になるシニアの方は多いのではないでしょうか。
近年、それらの値が関係する「脂質異常症」という言葉が知られるようになっています。
次の記事は「脂質異常症」をわかりやすく説明していますので、コレステロール値や中性脂肪値が気になる方にはぜひともお読みいただきたいと思います。
「脂質異常症」について、記事では次が書かれています。
血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が基準値よりも高い、またはHDL(善玉)コレステロールが低い状態を示す病気です。痛みなどの自覚症状はほとんどありません。
過剰なLDLは動脈壁に蓄積されて、動脈硬化を進行させます。HDLは血管内のコレステロールを引き抜いて肝臓に戻し、動脈硬化を抑制してくれます。中性脂肪はLDLを小型にして、動脈硬化をより引き起こしやすい「超悪玉化」させるうえに、HDLを減らしてしまいます。
動脈硬化が進行すると、記事に書かれていますが心筋梗塞や脳卒中の危険が高まります。
その危険を防ぐためにLDLを下げる対策として、記事には次が書かれていました。
LDLを下げるポイントは、脂肪の量と質です。動物脂(牛脂、ラード、バター)、インスタントラーメンやケーキに多く含まれる飽和脂肪酸を控えてください。卵はコレステロールが多いので、要注意ですよ。中性脂肪を下げるには、摂取カロリーを抑えます。ガイドラインでは、大豆や魚、野菜などを取り合わせた「減塩した日本食パターン」を推奨しています。
また、食生活と合わせて運動も勧められていて、「1日30分、週3回以上」の水泳やランニングが無理であれば日常生活での早歩きでも効果があるそうなので、LDL値や中性脂肪値が気になる方にはご自身が続けられる方法での実行をお勧めしたいと思います。