私の住む地域でも、今日の最高気温が36℃、明日は37℃の予報が出ています。
我が家は車の横行が多い道路に面していて、救急車のサイレンの音を一日に何度か耳にしますが、ここ数日はその回数も多くなっています。
全てが熱中症患者さんではないかもしれませんが、熱中症の患者さんが増えているのだろうと察しています。
それが頭にあったからか、次の記事に目が留まりました。
記事に次が書かれていました。
熱中症を遠い存在と思い、自分だけはならないという過信があるのではないか。それが落とし穴になり、気がついた時には熱中症で体が動かない状態になっている
記事に登場する済生会横浜市東部病院患者支援センター長・栄養部部長の谷口英喜医師は、若い人にも注意を呼び掛けています。
もちろん、乳幼児や高齢者、糖尿病など持病がある人の方がなりやすい。しかし健康で若い人は、高齢者より体力がある分、無理をしがち。また熱中症の初期症状の段階ではいつもと違うと感じても、『これくらいなら』と我慢してしまう。周囲が気づいた段階では、すでに重篤化の段階に至っていることもあるのです
また、谷口医師は次のように述べています。
高齢者では、日常でも熱中症を起こすリスクがある。一方、健康な人の場合、日常の場面ではあまり熱中症を起こさず、非日常、つまりなんらかのイベント時に熱中症を起こす。油断している分、重篤化しやすい面もある。この暑さの中、非日常を楽しむなら、十分過ぎるほど対策を講じるべきです
非日常の水分摂取については、次のアドバイスが書かれています。
こまめな水分摂取は基本。ちなみに“こまめな”というのは、「日常」では最低でも1時間に1回、「非日常」では10分に1回くらいを目安にする。
そして、上記を実行した上での3つの対策として、次が挙げられていました。
①日常では食事を3食取り、睡眠時間を十分に確保し、規則正しい生活を心がける。
②日傘、扇子、携帯用扇風機、ネッククーラーなどの冷却グッズを活用する。
③天気予報をチェックし、熱中症警戒アラートが出ている時は、できるなら外出は避ける。
記事の最後に次が書かれていましたが、高齢の方はもちろん、若い方にも油断は禁物と心得ていただければと思います。
熱中症が、命を奪う病気であることをしっかり認識し、行動を