次の記事に書かれている「子供に教えておく8ヵ条」は、私も孫たちに教えなければと思いました。
記事にありますが、今月初旬に群馬県で10人以上が大型犬にかまれて負傷したという事件をご記憶の方もいらっしゃると思います。
その事件では負傷者全員が命に別状なく犬は捕獲されましたが、記事には過去に起きた死亡事故についても書かれていました。
2009年10月11日午前10時35分ごろ、福岡県の弁護士事務所の研修施設で、遊びに来ていた管理人の孫(4歳の男児)が敷地内で飼われていた2頭の大型犬に全身をかまれて死亡した。
記事には被害者が子どもである場合の咬傷事故の要因として、次が書かれていました。
犬のすぐそばで遊んだり、そばを通り過ぎたり、犬を抱きしめたり、犬がえさを食べているときにちょっかいを出したり、脅かしたり、しっぽを引っ張ったり、犬同士がけんかをしているときに仲裁に入ったりすると、かまれる率が高くなります。これらは、保護者がいないところで起こる場合が多いのです。
特に小さな子どものかん高い声、急な動き、不適切な接触が犬の恐怖心をかき立てて凶暴な行動をとらせるとされ、また飼い主の性格が犬の行動に影響しているという報告もあります。
記事には「オーストラリアの予防教育を参考」として、次が書かれています。
自宅で犬を飼う場合は、一番下の子どもが5歳になってからがよいでしょう。なるべくメス犬で、家族の状況にあった犬種を飼い、十分な訓練を行い、犬と子どもだけという状況にならないようにすることが基本です。
少なくとも乳児のあいだは、乳児と犬が同じ平面で接触できる状況は短時間でも避けるべきです。低月齢児はベビーベッドで寝かせ、中・大型犬やジャンプ力に優れた小型犬の場合は、ペットゲートやサークル、ケージの使用を検討する必要があります。また、犬用の口輪(バスケットマズル)をつけることもいいと思います。
そして、この投稿の冒頭に書いた「子供に教えておく8ヵ条」には次が記されていました。
1.知らない犬には絶対に近づかない。
2.犬が近づいても、急に走って逃げない、声は出さない。
3.知らない犬が近づいてきたら、動かないでじっとしている。
4.犬の目をじっと見つめない。
5.寝ている犬、食事中の犬、子犬の世話をしている犬には、ちょっかいを出さない。
6.まず犬に自分を認識させ、自分のにおいをかがせてから、犬をかわいがる。
7.子どもだけで、絶対に犬と遊ばない。
8.しっぽを引っ張ったり、物を投げつけるなどのいたずらをしない。
特に小さいお子さんが身近にいらっしゃる方々には、上記をご記憶いただければと思います。