近年、大腸がんの患者さんが増加していることをご存じの方もいらっしゃると思います。
ここ数年、女性ではがんで亡くなる1位が大腸がんです。
次の記事では、検診で行う便潜血反応検査で陽性が出ても放置した事例と、大腸内視鏡検査が勧められるケースについて書かれていました。
患者数、女性がん死1位の大腸がんで死なないためにできること…その出血放置して大丈夫? | ヨミドクター(読売新聞)
私は大腸内視鏡や胃カメラの検査を主に行っている消化器内科医で、東京郊外の住宅街で開業して20年余りになります。その間、大腸がんが増えました。今や患者数が最も多いがんで、女性ではがん死のトップ。これまで5万件以上の大腸内視鏡検査をしてきました...
記事では、次の場合に大腸内視鏡検査が勧められています。
① 大腸がん検診の便潜反応血検査で陽性が1回以上出た
② 血便がある、便に血がついている
③ 40歳以上になった
大腸がんで起こりやすい症状として、次が書かれています。
① よく便秘になる、最近便秘が続いている
② 最近よく下痢をする
③ 下痢と便秘を繰り返す
④ 便が細くなった、太い便が出ない
記事にも書かれていますが、大腸内視鏡検査は腸の洗浄剤を飲んで大腸を空っぽにしてから行う検査のため、検診の中でも負担が大きいことは確かです。
そうであっても大腸がんのリスクを減らせる検査ですから、特に検査が勧められる状況に当てはまる方々にはできる限り内視鏡検査をお受けになることことをお勧めしたいと思います。
私もできることなら避けたいのですが、ポリープができやすい体質のため定期的に内視鏡検査を受けています。
次の投稿等も参考になさってください。
大腸内視鏡検査
次の記事を読みました。記事には次が書かれていますが、近年男女ともに大腸がんの患者さんが増えていることをご存じの方は多いかと思います。国立がん研究センターの「2019年の全国がん登録」によると、罹患数は、男性、女性ともに大腸がんが2位で、総数...