熱帯夜が続いていますが、寝苦しさで睡眠が妨げられることで翌日の熱中症リスクが高まる可能性があります。
そのことをわかりやすく説明した記事がありました。
暑いと眠りが妨げられることについて、次のように説明されています。
通常、体の中心部の深部体温が下がると、快適に眠れます。ところが、気温と湿度が高い場合、汗が蒸発せず、体の外へ熱を逃がせなくなります。体温調節の機能は、睡眠時よりも覚醒時の方が高いとされます。暑さで目が覚めるのは、眠ったままでの体温調節が限界に達し、起きないと体温がうまく調節できなくなるからです。
熱中症のリスクが上がることについては、次がが書かれていました。
何より熱中症に注意してください。夜間は日差しがないため油断しがちですが、寝ている間に汗をかくと脱水症状が起き、気付かないうちに重症化することもあります。睡眠時間が減ると、翌日は熱中症のリスクが上がると指摘されています。
熱中症以外の体への影響について、次が書かれていました。
睡眠不足は、食欲に関するホルモンのバランスを変化させます。食欲が出すぎると、肥満や高血圧など、生活習慣病の悪化を招きます。また、感情を調節する機能が下がるため、抑うつ状態になりやすくなります。ほかには、免疫力が低下します。集中力が落ちて、命に関わる交通事故を起こす恐れもあります。
寝苦しさへの対策として、次が書かれていました。
冷房は就寝時には十分冷えるようにし、朝までつけっぱなしにしましょう。目安は室温28度、湿度60%以下。室温が冷房の設定温度通りになっているとは限りません。できれば温度計も使って確認してください。扇風機などで部屋の空気を循環させると、効率よく冷やせます。
まだまだ厳しい暑さは続くでしょうし、熱中症や夏バテはもちろんですが、秋になって生じる体調悪化を防ぐためにも日々の良い睡眠は重要です。
皆様にもお心に留め置きいただければと思います。