自閉スペクトラム症(ASD)

次の記事を読み、今まで持っていた自閉スペクトラム症の認識が変わりました。

ひたすらアイドルグッズが増えていく…成績優秀の高1女子は発達障害を抱えていた 女の子の症状は目立たず見逃されやすい | ヨミドクター(読売新聞)
みさきさん(仮名)は高校1年の女の子ですが、学校や自宅での「困り感」があるとのことで、お母さんと共に病院を受診されました。  早速、学校での様子を本人に聞いてみると、勉強では困っていないし、友達もたくさんいて特に問題ないと感じている。お母さ...

記事では、高校1年生の女の子を事例として取り上げていました。

その女の子はグッズ集めに夢中になってはいますが成績は優秀、クラスメートとは表面上のやり取りだけでクラスでは孤立してしまっていると書かれていました。

私が自閉スペクトラム症の認識が変わったと書いたのは、上記のような子は中学や高校のクラスに一人や二人はいて、その子たちと気が合うかどうかは別として、病気かもしれないとは思っていなかったためです。

記事に登場する女の子のお母さんも自閉スペクトラム症の診断に驚いたそうですが、記事の事例とは別にASDの女の子はコミュニケーション能力が高い子が多いそうで、そうなると親御さんも病気とは思わないのではないかと感じました。

筆者は記事の最後に次を書いていますが、大人になって困難な場面に遭遇するのを未然に防ぐためにも、お子さんに少しでも症状がある場合は躊躇なさらずに受診することをお勧めしたいと思います。

女の子のASDはあまり目立たないことから、診断が見逃されることがあります。様々な困難を抱えていても、周囲が気づかないことがあります。適切に診断するとともに、困難さに寄り添い、お子さんに合わせた支援を行うことで、その後の二次的な障害の発生を予防することが重要となります。

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