痛みの再発と対処

私は鍼灸学校に入学する前、右手親指の腱鞘炎に悩まされていました。

痛みがひどい時にはお箸も持てないくらいで、日常生活には大きな支障となっていました。

入学前でしたから鍼灸の知識も乏しく、何軒かの鍼灸院にも行きました。

整形外科にも行きました。

私の腱鞘炎は重度だったため、整形外科では手術しか方法が無いといわれ、一時は手術の予約をしたのですが、鍼灸学校入学を決めたこともあり、鍼灸での治療を模索しようと決意して手術を断ったという経緯があります。

その後、様々な方法を実践し、痛みと炎症の改善に至ったのです。

ただ、腱鞘炎を生じやすいという素因(使い過ぎ、筋力が無いなど)は変わりませんから、手を使いすぎたり身体の疲労がたまってくると、以前病んだ部位に鈍い痛みを感じるこることが何度もありました。

先週あたりから、その痛みが出始め、いつものことだと軽視していたところ、徐々に痛みが増して、2日前にはPC作業も辛くなってしまいました。

そうなって初めて今回は放っておいても治りそうもないと判断し、自分への治療を施しました。

一番初めに腱鞘炎になったころは鍼灸の知識が全くなかったため、患部を冷やしたり湿布したりなど一般的な方法でしか対処できませんでしたが、鍼灸を学んだおかげで身体全体から考えることができるようになり、患部とは全く異なる部位への施術により、その日のうちに痛みが軽減しました。

今回は右肩甲骨の下角の内側に違和感があったため、そこを通る経路の末端である足に施術しました。

施術直後から患部の痛みが軽減しましたから、私の見立ては当たったようです。

1回目の施術で痛みが8割以上楽になりましたが、まだ違和感が少し残っているので、昨日と今日も施術を続けています。

腱鞘炎の素因がある以上、このようなことを何度も繰り返すのでしょう。

次はまた異なる部位が原因で痛みが出るかもしれませんが、それも勉強と思いながら対応してゆこうと思っています

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