一酸化炭素中毒の恐ろしさ

昨日、大阪の繁華街で起きた火災で、24人もの方々が亡くなりました。

多くのメディアで報じられていますからご存じの方も多いと思いますが、火事発生から約30分後には消し止められていたにもかかわらず多くの方々が亡くなったことについて書かれていた記事を読みました。

「一呼吸で意識失うことも」24人死亡火災、専門家が被害拡大を分析:朝日新聞デジタル
大阪市北区の繁華街で17日に発生し、24人が死亡した火災。ここまで被害が広がった要因について専門家はどうみるのか。 ビルでの火災は発生から約30分後にほぼ消し止められ、4階部分の一部約25平方メート…

上記事では、建物の火災安全設計に詳しい東京理科大の萩原一郎教授が次のようにに述べたと書かれていました。

仮に狭い空間で可燃性の液体を燃やせば、酸素が足りなくなり、黒煙も上がって一気に視界が悪くなる。一酸化炭素の濃度次第では一呼吸で意識を失うこともある。

別の記事ではビルのフロアの奥行きが深いことも被害が大きくなった可能性として指摘されていましたが、非常階段とは反対のフロアの奥に逃げざるを得なかった方々のその時の心情を察するに言葉を失う思いがします。

同じような構造のビルも多いのではないかと思えますので、二度とこのようなことが起こらないためにも何らかの対策が示されることを願わずにはいられません。

亡くなられた方々には、心よりご冥福をお祈りさせていただきます。

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