弱者の立場

次の記事を読みました。

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上記事は、昨年12月17日、大阪の雑居ビル内のクリニックで起きた放火事件の容疑者が生活保護を利用できていたらということで書かれています。

実際、容疑者は昨年と数年前の2回、生活保護の申請について大阪市此花区役所に相談に行っていたそうです。

私は容疑者を擁護するつもりは全くないのですが、上記事に書かれていた生活保護申請事例には胸が詰まるような思いを感じました。

記事に次の文面がありましたが、勇気を振り絞って相談に出かけたとしても、けんもほろろの対応をされ、どのような思いで帰宅したのかと読みながら辛くなりました。

「ホームレスに見えない」という理由で追い返されたという若者もいたし、「自力でなんとかしろ」「若いから働ける」などの理由で申請したいのに申請させてもらえなかったケースも多く耳にした。

筆者は次のように書いていました。

これまで、水際作戦や生活保護を辞退させることによって起きてきた自殺や餓死事件を調査、取材してきた。行政の違法な対応によって、弱い立場に置かれた人の命が奪われてしまうことは許しがたいことである。

コロナ禍で女性の困窮者も増えているそうです。

3時間歩き食料を得る人も コロナ禍で食料配布の列に並ぶ女性が増加 | AERA dot. (アエラドット)
ホームレス支援の食料配給の現場で、多くの女性を見るようになった。コロナ禍で、女性たちにいったい何が起きているのか。AERA 2022年1月24日号では、政府の生活支援からこぼれ落ちている女性たちの…

支援からこぼれる人がいなくなるよう、政府には早急に対応してほしいと切に思いました。

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