病気の人にかける言葉

次の記事を読み、乳がんではなかったですが重い病気で闘病していた経験がある私には考えさせられた点が多々ありました。

身近な人が乳がんに…どう声をかける? 38歳女性が実際にうれしかった言葉とは
今年2月に乳がんが突然判明し、3月末に右胸の全摘手術を受けた38歳の島田みゆさん。ライターやヨガ講師、海外ツアーコンダクターとして日々忙しく過ごしていましたが、現在は薬物療法中です。そんな島田さんが、実体験を通して同世代女性に乳がんのことを...

記事は筆者自身が乳がん患者になった経験を元に書かれていて、筆者がうれしかった言葉を次のように書いていました。

私がうれしかったのは、「今、気づけて良かったよ」「とにかく全力で応援してる」「私たちがついてるよ」「全部うまくいくよ」など……。これ以外にもたくさんあります。「ショックすぎて泣いた」「軽々しく頑張れなんて言えないけど、早く会える日を願ってる!」「手術も治療も、頑張ってくれてありがとう」、そんな言葉も相手の顔が浮かんできて、とても温かい気持ちになりました。

反対に、「初期で良かったね」「早く見つかって良かったね」等の言葉は不安を抱える患者にとって酷な言葉だと述べています。

闘病当時の私は周囲に壁を作ってしまい、かけられる言葉に対して「誰にも私の辛さはわからない」という思いから素直に受け入れることができませんでした。

身心共に極限に達していたからかもしれませんが、今思うと辛さは当人しかわからないのは当たり前のことで、それでも私を気遣ってくれる言葉をなぜ素直に受け取ることができなかったのかと大いに反省するばかりです。

そのような私ですが、当時うれしかったのはたわいのない日常の話を聞くことでした。

記事の筆者も書いていますが、状況によっては相手に誤解や不信感を与える言葉になってしまうこともあるため、病気を持つ方にかける言葉は難しいです。

がん患者は増加していますし、身近な人が患者になる可能性を考えて、多くの方にお読みただきたいと思った記事でした。

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