転換性障害

次の記事を読み、転換性障害によってさまざまな症状が出ることを知りました。

突然、歩けず、声も出なくなった女子高生 父親にどなられたトラウマが原因だった | ヨミドクター(読売新聞)
今回は、歩けない、声が出ないという症状で受診した女子高校生を紹介します。一昔前はヒステリーといわれていた状態で、本人の問題が大きいと考えられていました。でも、子どもたちの話を丁寧に聞いていくと、そうとも言えない原因があるようです。  真衣さ...

記事では、突然歩けず声も出なくなった女子高校生の事例を取り上げていています。

彼女は整形外科、脳神経外科、神経内科、耳鼻科を受診しても「異常がない」といわれ、精神科受診によって転換性障害と診断されたそうです。

父親に叱られることがトラウマになったことで、転換性障害に発展してしまったことが書かれていました。

治療と父親への働きかけの結果、彼女の症状が出なくなったことも書かれていました。

精神的なストレスによって声が出なくなる病気に心因性失声がありますが、精神性疾患で歩けなくなることもあることを今回初めて知りました。

突然声が出ない…失声症の症状と原因は?失語症・緘黙症とどう違う?
病気に関することなら「病気スコープ」。こちらは「突然声が出ない…失声症の症状と原因は?失語症・緘黙症とどう違う?」のページです。

記事は次の文面で終わっていましたが、転換性障害への理解が広がることを願いたいと思います。

転換障害の子どもたちは、外から見て目立つ症状が出現するため、周囲の大人から注意を引くためにわざとやっていると思われて、無視されたり、叱られたりすることがあります。このような大人の態度が子どもたちの症状を長引かせることになります。症状を出すことで、必死になって自分を守ろうとしている子どもたちの置かれた状態をまず、肯定的に受け止め、子どもたちとの関係を深めていくことが強く求められるのではないでしょうか。

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