お正月といえばお餅ですが、今年こそゼロであってほしいと願っていても毎年のようにお餅による事故が後を絶ちません。
自分の家ではそんなことは起きないだろうと油断している時こそ注意していただきたいので、特にお年寄りがいらっしゃるご家庭では次の記事のご一読をお勧めしたいと思います。
餅による窒息に要注意!喉に詰まったときの応急手当は? | 政府広報オンライン
餅による窒息事故は正月三が日に集中。高齢になるとかむ力や飲み込む力が弱くなります。餅がのどに詰まったときの正しい応急手当、餅を喉に詰まらせないようにする4つのポイントを紹介します。
上記事に、餅を詰まらせたときにまず行うこととして次が書かれています。
呼びかけてみて、まず、声が出せるかどうか確認し、声が出せない場合は、喉に詰まった餅の除去が必要です。
咳をすることが可能であれば、できるかぎり咳をさせます。強い咳をすることもできないときには窒息と判断し、大声で助けを呼んで周りの人に119番通報やAEDの搬送を依頼します。そして、直ちに気道異物除去を行います。救助者が1人の場合、餅を詰まらせたかたに反応がある間は、119番通報よりも異物除去を優先してください。
呼びかけに反応がない場合、また、応急手当の間に反応がなくなった場合は、直ちに心肺蘇生の手順を開始してください。
気道異物除去の方法として、背部叩打法(はいぶこうだほう)と腹部突き上げ法(ハイムリック法)の2つの方法が記事に書かれています。
1.背部叩打法 手のひらの付け根部分で左右の肩甲骨の中間あたりを、数回以上力強く叩きます。
2.腹部突き上げ法 相手の上腹部を手前上方に強く突き上げて、喉に詰まった餅を取り除く方法です。(この方法は、乳児や妊婦、高度肥満のかたには行ってはいけないそうですからご注意を)
詰まらせないための方法として、記事には次が挙げられています。
- 餅は小さく切って、食べやすい大きさにしましょう
- 先にお茶や汁物を飲んで、喉を潤しておきましょう
- 急いで飲み込まず、ゆっくりとかんでから飲み込みましょう
- かむ力や飲み込む力が弱い高齢者などと一緒に食事をする際は、食事の様子を見守るなど注意を払いましょう
どなたも他人事とは思わずに、くれぐれもご注意なさっていただければと思います。
何よりも予防を万全になさり、事故のない楽しいお正月をおすごしください。